(乗り物酔いの症状と、その改善方法)

中学校や高校で遠足や修学旅行に行った時などに、クラスの中に必ず一人か二人は乗物酔いをする人がいた記憶のある人も多いのではないかと思います。

そして、このために、先生が乗物酔いの薬を用意していたというクラスも多いのではないかと思います。

しかし、こういう乗物酔いの中にも、パニック症候群が原因になっているものが多いものなのです。

電車やバス、飛行機などの乗り物で吐き気などが起こり具合が悪くなった経験があると、また、あの時と同じように辛い思いをするのではないかと予期不安を感じやすくなるものなのです。

そして、この予期不安に引きずられて、乗り物に乗ることから逃げてしまうと、一時的には楽が出来ても、長い目で見ると、ますます予期不安を強くしてしまうものなのです。

そして、この結果、乗物酔いのとらわれが起こり、パニック症候群の一つの症状になってしまうものなのです。

なお、この乗物酔いは、乗り物恐怖や、乗り物不安と呼ばれることもあります。

いずれにしても、この乗物酔いは、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、吐き気などの予期不安に対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ根本的に改善してくるものなのです。

ただ、このためには、森田の実践の積み重ねのために、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、乗物酔い止めの薬を飲んで対応しても、これでは、根本的な解決には結びつかないものなのです。


なお、下記のページも参考になると思います。

1.飛行機恐怖症